第7回 ピッタ(火)について

<ピッタ>


ピッタは、「熱する」あるいは「燃やす」という

意味のサンスクリット語です。


発熱をはじめとする、すべての生化学的作用をつかさどり、

火と水で構成されています。


ピッタにつながる宇宙現象は太陽であり、

その主要原理は転換です。


ピッタは代謝や変換に影響を与えます。


ピッタ型の人は「過剰な熱意」を持つ傾向があり、

物事を楽に転換したり変えたりすることができます。


ピッタの本質である火は、怒りやかんしゃく、

あるいは批判的な性質につながる傾向を生みます。


ピッタ型の人は、野心的すぎると思われがちです。


※火

 ピッタ型には、非常に興奮しやすい人が多く、

 これは太陽へのつながりが原因です。


※水

 水は転換を表し、ピッタ型はたいてい、

 楽に変化を起こすことができます。


※火と水

 ピッタの構成元素は火と水で、

 本質的に流動性と熱を兼ね備えています。


<ピッタの傾向>


一般にピッタ型の人は決断力があり、

新しい考えを受け入れ、言葉を操ることに長けています。

ただし、仕事が多すぎるのは好みません。


中背で、青灰色、薄青色、緑色、

またはハシバミ色の目をしており、

日焼けしやすい滑らかな肌を持っています。

食欲旺盛でしょっちゅう空腹を感じる傾向があります。


<アンバランスの原因>

ヴァータ型と同様、ピッタ型も

長期のストレスや不規則なライフスタイルで

バランスを失うおそれがあります。

したがって、睡眠を十分にとり、食事を抜かず、

湧き上がってくる感情を表現する時間を持つことが大切です。

アンバランスになる原因としてはほかに、

暑すぎたり日光に当たりすぎること、

消化器官のトラブルにつながる塩辛い、脂っこい、

あるいはスパイシーな食べ物などが挙げられます。

テレビを見ているとき、コンピューターを使っているとき、

あるいは歩きながら食べているときは、ピッタが増大します。


<アンバランスの兆候>

・多汗や上気

・呼吸の乱れ

・睡眠障害

・消化不良

・肝臓が弱る

・ホルモシの不足

・胸やけ

・湿疹

・過度の空腹感

・顔色が黄色っぽくなり、肌にしみができる

・炎症を起こしやすい

・過敏性大腸症候群


<激しやすい気性>

ピッタの感情は激しやすく、

嫉妬、憎悪、憤激、怒りがよく見られます。


しかし、燃え上がりやすいのと同じくらい、

冷めやすくもあります。


今回は以上になります。

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