第8回 カパ(地と水)について

<カパ>


カパは、「抱く」あるいは「まとめる」という意味の

サンスクリット語です。


カパは体力と抵抗力両方の源であり、

生体の構造をつかさどっています。


カパを構成する元素は水と地です。

その構成のおかげで(地には安定させる働きがあります)、

カパは他の2つのドーシャより安定しています。


カパにつながる宇宙現象は月で、その主要原理は慣性ですから、

カパ型の人は、退屈を避けるために刺激を必要とします。


カパ型の人は大抵、物事をまとめるのが得意で、

変化を好みません。


※水

 カパ・エネルギーは、

 排尿など水に関係する体の機能をコントロールします。


※地

 地という元素は重く、安定しているので、

 カパ型はがっちりした体格になりがちです。


※水と地

 カパは水と土からできていて、

 3つのドーシャの中で最も頼りになります。


<カパの傾向>


寛容で雅量があり、穏やかな性質のカパ型は、

誠実で情愛深い傾向もあります。

自分のために他人を働かせるのが上手です。

霧が立ち込める天気を嫌います。

豊かでつやのある髪とオイリーな肌、

がっちりした重さのある体格で、

食欲は控えめで、消化がゆっくり、そして骨太です。


<カパの寿命>

カパ型の人は長生きする傾向にあります。

あまりいらいらしないからかもしれません。

たいていの人は、大きい魅力的な目をしていて、

生命力にあふれ、ゆっくり落ち着いて行動する傾向があります。


<カパのアンバランス>

穏やかで落ち着いているカパ型の人は、

繊細で直観力があり、全体的に健康です。

骨太で、特においしいものを食べるのが好きなので、

太りやすいのが特徴です。

カパ型の人には睡眠障害がほとんどなく、

逆に寝過ごしがちです。


頼りになる情愛深い性質は、

惰性や不精に起因する場合もありますが、

自分の生活や周囲の環境の平和、平穏、

そして安定を愛する気持ちは本物です。


<アンバランスの原因>

カパ型のアンバランスの主な原因は刺激の不足です。

それが惰性につながるおそれがあります。


原因はほかに、寒くてじめじめした気候、

食べすぎ、糖分や脂肪や塩分が多すぎる食事、

(甘味、酸味、塩味の食べ物はカバを増大させます)

運動不足、眠りすぎ、とくに昼寝、などが挙げられます。


<アンバランスの兆候>

下記の症状が1つ以上出るのは、

カパがアンバランスな状態になっている明らかな兆候です。

・肌が青ざめる

・寒さに敏感になる

・消化不良と肥満

・寝過ごす

・代謝異常

・呼吸障害

・むくみ

・アレルギー

・うつ

・嫉妬する

・無関心または不活発になる


今回は以上となります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です